東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅い

 24日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では149.83円とニューヨーク市場の終値(149.32円)と比べて51銭程度のドル高水準だった。仲値通過後もドル買いの勢いが続くと149.95円まで上値を伸ばした。上昇が一服すると149.70円台まで下押す場面が見られるも、売り戻しは一時的であった。
 なお、内田日銀副総裁が「経済見通し実現していけば引き続き利上げして金融緩和度合い調整」などと発言したほか、植田日銀総裁からは「長期国債、ただちに市場で売却はできない 少しづつ削減を進めている」などの発言が伝わっている。

 ユーロドルは小動き。12時時点では1.0825ドルとニューヨーク市場の終値(1.0818ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円でドル買いが強まった影響を受けて下押すも、1.0820ドル台までと限られれた。その後は1.0830ドルを挟んでのもみ合いとなった。

 ユーロ円は12時時点では162.19円とニューヨーク市場の終値(161.55円)と比べて64銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇とユーロドルの下落に挟まれる形で、162円台前半で方向感が定まらなかった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.02円 - 149.95円
ユーロドル:1.0808ドル - 1.0840ドル
ユーロ円:161.10円 - 162.31円

(川畑)
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