欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、軟調

 21日の欧州外国為替市場でドル円は軟調。22時時点では148.66円と20時時点(149.20円)と比べて54銭程度のドル安水準だった。欧米株安を手掛かりにしたリスク回避の動きが続いているほか、米10年債利回りが4.19%台まで低下幅を拡大したことも相場の重しとなった。再び149.00円を割り込んで一時148.61円付近まで下押すなど、アジア時間につけた安値148.59円に迫る場面も見られた。

 ユーロドルは上値が重い。22時時点では1.0832ドルと20時時点(1.0837ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の低下を手掛かりにした買いが入り、一時1.0861ドルまで本日高値を更新。ただ、株安によるリスクオフの動きが重しとなったため、その後は徐々に上値が重くなった。

 ユーロ円は22時時点では161.03円と20時時点(161.68円)と比べて65銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落やユーロドルの伸び悩み、株安などを背景にした円買い・ユーロ売りが強まり、160.91円まで本日安値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.59円 - 149.66円
ユーロドル:1.0820ドル - 1.0861ドル
ユーロ円:160.91円 - 162.13円

(岩間)
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