東京外国為替市場概況・15時 ドル円、底堅い

 27日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。15時時点では150.24円と12時時点(150.17円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。後場の日経平均株価が一時400円超下落したことなどで、150.06円まで本日の安値を更新したものの、期末・年度末絡みのドル買いで下値は限定的だった。

 ユーロドルは15時時点では1.0769ドルと12時時点(1.0776ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。トランプ関税を背景にした朝方の売り仕掛けも200日移動平均線の1.0727ドルを下抜けることが出来なかったことで、1.0787ドルまで買い戻された。しかし、トランプ米大統領が「米に対して欧州連合(EU)がカナダと協力するなら、関税引き上げ計画」と述べたことで、1.0764ドル前後まで反落した。

 ユーロ円は伸び悩み。15時時点では161.79円と12時時点(161.82円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げ止まりやユーロドルの買い戻しを受けて、161.99円まで上値を伸ばして本日高値を更新するも一時的。その後はユーロドルの反落に連れて161.70円台まで下押した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.06円 - 150.62円
ユーロドル:1.0733ドル - 1.0787ドル
ユーロ円:161.37円 - 161.99円

(山下)
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