欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下値堅い

 26日の欧州外国為替市場でドル円は下値が堅い。22時時点では150.38円と20時時点(150.18円)と比べて20銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.35%台まで上昇したことにつれる形で150.40円台まで下値を切り上げている。2月米耐久財受注額が予想を上回り、発表直後こそ反応は薄かったが徐々に好感された面もあったか。

 ユーロドルは小動き。22時時点では1.0784ドルと20時時点(1.0791ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。これまでの値幅は25pips程度と狭い。欧州時間中盤に入っても依然として値動きは緩慢だ。
 なお、ポンドドルは戻りが鈍く、一時1.2884ドルまで下落した。なお、英政府は春季予算案を発表し、今年のGDP成長率を+2%から+1%へ下方修正。リーブス財務相は記者会見で「米関税発動の場合、目標年度の経常収支の黒字をほぼゼロに減少させる可能性」などと述べた。

 ユーロ円は22時時点では162.18円と20時時点(162.07円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。162円台前半での小康状態が続いている。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:149.84円 - 150.62円
ユーロドル:1.0778ドル - 1.0803ドル
ユーロ円:161.68円 - 162.44円


(越後)
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