欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、弱含み

 26日の欧州外国為替市場でドル円は弱含み。20時時点では150.18円と17時時点(150.40円)と比べて22銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが上昇幅を消したうえ、日銀審議委員に本日就任した小枝淳子氏が「実質金利は極めて低い」「基調的なインフレは緩やかに上がっている」などと発言したことが売りを促し、150.03円付近まで下押しした。ただ、150円割れを死守すると米金利が再び上昇したこともあり150.20円台まで持ち直している。

 ユーロドルはもみ合い。20時時点では1.0791ドルと17時時点(1.0786ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利が上昇分を吐き出したことで1.0803ドルまで小幅に上げたが、上値は限られるなど依然として値動きは鈍い。

 ユーロ円は20時時点では162.07円と17時時点(162.22円)と比べて15銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落につれるなど162円台前半でやや戻りが鈍い。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:149.84円 - 150.62円
ユーロドル:1.0778ドル - 1.0803ドル
ユーロ円:161.68円 - 162.44円


(越後)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。