欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、下げ幅拡大

 25日の欧州外国為替市場で ドル円は下げ幅を拡大。22時時点では149.97円と20時時点(150.20円)と比べて23銭程度のドル安水準だった。欧州入り後から続く調整の円買いが継続し、21時半過ぎには150円の大台を割り込み149.86円まで下げ幅を拡大した。なお、欧州株は上げ幅を広げ全面高、ダウ先物もプラスに転じるなど株式市場はリスク選好の動きになっているが円相場は反応薄。また、米10年債利回りもやや上昇幅を削ってはいるが、依然として4.35%前後を維持している。

 ユーロドルは小高い。22時時点では1.0824ドルと20時時点(1.0820ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル売りが支えになり、1.0830ドルまで小幅に上昇した。
 また、チャーマーズ豪財務相が発表した予算案で、減税とエネルギー割引の延長を明らかにしたことで、豪ドル/ドルは0.6324ドルまで上値を広げた。

 ユーロ円は弱含み。22時時点では162.33円と20時時点(162.52円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が150円を割り込み下値を広げると、ユーロ円も162.24円まで弱含んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.86円 - 150.94円
ユーロドル:1.0777ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:162.24円 - 163.03円


(松井)
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