ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上昇一服

 26日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇が一服。2時時点では150.56円と24時時点(150.55円)と比べて1銭程度のドル高水準だった。米長期金利の指標である米10年債利回りは4.36%近辺で頭打ち。米株が軟化するなか4.33%前後へ低下する動きに合わせ、ドル円は150.75円まで上昇したところから一時150.40円近辺へ下押した。トランプ米大統領が「早ければ本日中の自動車関税発表を準備」と発言したことも警戒感を誘ったか。

 ユーロドルは下値の堅い動きが続く。2時時点では1.0787ドルと24時時点(1.0790ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。NY入りにかけてつけた本日安値1.0768ドルへ並ぶ水準へ再び下振れる場面もあった。しかし米長期金利の上昇が頭打ちとなるなか戻すなど、底堅さを維持した。

 ユーロ円はもみ合い。2時時点では162.42円と24時時点(162.45円)と比べて3銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下押しをにらんで、162.61円まで上昇したところから162.10円台へ押し返されるなど円買いを強めかけたものの、ユーロドルの底堅い動きが支援となり下げ渋った。162円前半から半ばのレンジで上下した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.84円 - 150.75円
ユーロドル:1.0768ドル - 1.0803ドル
ユーロ円:161.68円 - 162.61円

(関口)
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