東京外国為替市場概況・17時 ドル円、底堅い

 27日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。17時時点では150.54円と15時時点(150.24円)と比べて30銭程度のドル高水準だった。日経平均株価が引けにかけて下げ幅を縮小、TOPIXは続伸して引けると、ドル円も買い戻された。その後も、米10年債利回りが4.37%台まで上昇したことがドルの支えとなり、17時過ぎには150.55円付近までじり高となり底堅い動き。

 ユーロ円は堅調。17時時点では162.05円と15時時点(161.79円)と比べて26銭程度のユーロ高水準だった。日経平均の大引け後に162.20円まで上値を広げた。その後は161.69円付近まで下押す場面もあったが、17時前には再び162円台を回復している。

 ユーロドルはもみ合い。17時時点では1.0764ドルと15時時点(1.0769ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円の買いに連れて1.0783ドル前後まで買われたが、日通し高値には届かず上値が抑えられた。米長期金利が上昇している一方で独長期金利が大幅に低下して始まったことで1.0754ドル前後まで売られる場面もあったが、一方的な動きにはならず1.07ドル後半でもみ合いになっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.06円 - 150.62円
ユーロドル:1.0733ドル - 1.0787ドル
ユーロ円:161.37円 - 162.20円


(松井)
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