東京外国為替市場概況・15時 ドル円、弱含み

 7日午後の東京外国為替市場でドル円は弱含み。15時時点では145.71円と12時時点(146.62円)と比べて91銭程度のドル安水準だった。株の下げ幅縮小や米長期金利の持ち直しによるドルの買い戻しは、窓埋めをした水準で一服。後場の日経平均株価が再び軟調地合いになると徐々に上値が重くなり、戻り高値の146.85円付近から1円超下落した。クロス円の買いで146.20円台まで再び買われる場面もあったが、米10年債利回りが3.90%台まで低下すると15時過ぎには145.60円台まで弱含んだ。

 ユーロ円は方向感がない。15時時点では160.51円と12時時点(160.33円)と比べて18銭程度のユーロ高水準だった。「中国が景気刺激策の前倒しを検討」との一部報道が伝わると、上海株や日経平均株価が小幅に下げ幅を縮め160.73円付近まで買い戻された。しかし、株の買い戻しもすぐに収まり、米長期金利低下にドル円の反応が敏感だったこともあり160円台前半まで戻すなど160円台で方向感のない動きを繰り返している。

 ユーロドルは強含み。15時時点では1.1015ドルと12時時点(1.0935ドル)と比べて0.0080ドル程度のユーロ高水準だった。対円で再びドルが売られたことが支えに1.0920ドル付近から買い戻しが入った。15時前には午前中につけた高値を上抜け1.1020ドルまで強含んでいる。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.82円 - 147.12円
ユーロドル:1.0882ドル - 1.1020ドル
ユーロ円:158.30円 - 161.13円


(松井)
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