東京外国為替市場概況・15時 ドル円 軟調

 9日午後の東京外国為替市場でドル円は軟調な動き。15時時点では145.11円と12時時点(145.63円)と比べて52銭程度のドル安水準だった。トランプ米政権が予定通りに相互関税を発動させ、中国に対しては関税を上乗せし合計104%にした。米中貿易戦争の激化懸念で日経平均は下げ幅を拡大し、ドル円は一時144.58円まで下押した。いったん4日につけた年初来安値144.56円手前で下げ渋ると145円前半に持ち直した。日銀、財務省と金融庁は3者会合を午後4時から開催する予定だ。

 ユーロドルはしっかり。15時時点では1.1062ドルと12時時点(1.1019ドル)と比べて0.0043ドル程度のユーロ高水準だった。米相互関税の発動を受けてドル円がドル売り・円買いを加速させた動きに連動し、ユーロドルもドル売りが強まった。7日の高値1.1050ドルを上抜けし一時1.1069ドルまで強含んだ。

 ユーロ円は15時時点では160.52円と12時時点(160.48円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇が支えとなった一方で、リスク警戒感が上値を圧迫し、160円半ばを挟んで神経質な動きも方向感は限られた。

 本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.58円 - 146.36円
ユーロドル:1.0951ドル - 1.1069ドル
ユーロ円:159.64円 - 160.80円

(金)
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