東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下げ幅拡大

 9日の東京外国為替市場でドル円は下げ幅拡大。10時時点では145.39円とニューヨーク市場の終値(146.27円)と比べて88銭程度のドル安水準だった。日経新聞朝刊に「日米間で円安是正について議論へ」との報道で上値が重く始まったドル円だが、日経平均株価が1300円を超える大幅安になると更に下げ足を速めた。仲値の値決め前には一時145.14円まで弱含んだ。

 ユーロ円は小安い。10時時点では160.16円とニューヨーク市場の終値(160.29円)と比べて13銭程度のユーロ安水準だった。ドル円に歩調を合わせ159.64円まで下押しした。ただ、対円でのドル売りが、対ユーロにも波及したことで、ユーロドルが上昇すると160円台を回復し小幅な下げ幅にとどめている。

 ユーロドルは強含み。10時時点では1.1015ドルとニューヨーク市場の終値(1.0958ドル)と比べて0.0057ドル程度のユーロ高水準だった。対円でドル売りが進むと、徐々にユーロドルにも買いが集まり前日高値1.0992ドルを上抜け、10時前には1.1018ドルまで強含んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.14円 - 146.36円
ユーロドル:1.0951ドル - 1.1018ドル
ユーロ円:159.64円 - 160.42円


(松井)
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