ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、軟調

 8日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。2時時点では146.54円と24時時点(147.34円)と比べて80銭程度のドル安水準だった。一時1400ドル超上昇したダウ平均が上げ幅を縮小したほか、一時4.25%台に上昇した米10年債利回りが上昇幅を縮小したことが重しとなって147円を割り込んだ。その後、レビット米ホワイトハウス報道官の発言として「中国が報復関税を撤回していないため、東部時間正午に104%の対中追加関税が発動」などが伝わると、貿易摩擦の激化懸念からダウ平均が一段と上げ幅を縮小して146.50円まで日通し安値を更新した。

 ユーロドルは小高い。2時時点では1.0929ドルと24時時点(1.0910ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。貿易摩擦の激化懸念を背景に米10年債利回りが4.16%付近まで低下するのをながめ、1.0930ドル台まで小幅に値を上げた。

 ユーロ円は下げ渋り。2時時点では160.15円と24時時点(160.74円)と比べて59銭程度のユーロ安水準だった。ダウ平均の上げ幅縮小やドル円の下押しをながめ、160.07円まで下押し。もっとも、ユーロドルが小幅高となった影響もあり、その後は下げ渋った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.50円 - 148.12円
ユーロドル:1.0889ドル - 1.0992ドル
ユーロ円:160.07円 - 162.20円


(川畑)
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