東京外国為替市場概況・12時 ドル円、いったん頭打ち

 15日の東京外国為替市場でドル円はいったん頭打ち。12時時点では143.13円とニューヨーク市場の終値(143.06円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。時間外取引で米10年債利回りが昨日のレンジを下回る4.34%台まで低下。一時480円近く上昇した日経平均株価が280円高程度まで上昇幅を縮小するなか、ドル円は143.10円付近まで下押した。

 ユーロドルは下げ渋り。12時時点では1.1349ドルとニューヨーク市場の終値(1.1351ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドル頭打ちや米長期金利の低下をながめ、ユーロ高・ドル安方向へ揺り戻し。1.1316ドルまで小幅に下値を広げたところから1.1350ドル付近と、NY終値近辺まで戻した。

 ユーロ円はNY終値を挟んで上下。12時時点では162.45円とニューヨーク市場の終値(162.35円)と比べて10銭程度のユーロ高水準だった。ドル円とユーロドルの動きに挟まれて振幅した。仲値にかけじり高となったドル円の頭打ちもあって、ユーロ円もNY終値を下回る162.21円まで一時下落。しかしユーロドルが下げ渋るなかユーロ円も持ち直し、NY終値水準を再び上回った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.94円 - 143.59円
ユーロドル:1.1316ドル - 1.1361ドル
ユーロ円:162.21円 - 162.63円

(関口)
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