東京外国為替市場概況・12時 ドル円、続落

 21日の東京外国為替市場でドル円は続落。12時時点では140.78円とニューヨーク市場の終値(142.18円)と比べて1円40銭程度のドル安水準だった。先週末から続く「ドルの信認低下」と「日米間の円安調整予想の高まり」を背景としたドル売り・円買いが継続。141円の心理的節目を割り込むと昨年9月以来となる140.62円まで下値を広げた。

 ユーロドルは上昇。12時時点では1.1504ドルとニューヨーク市場の終値(1.1393ドル)と比べて0.0111ドル程度のユーロ高水準だった。ドル売りの流れとなる中、下げても1.1460ドル台で底堅く推移。1.15ドル台に乗せると2021年11月以来となる1.1529ドルまで上げ足を速めた。

 ユーロ円は12時時点では161.96円とニューヨーク市場の終値(161.97円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の影響を受けて161.65円まで下落して朝方に付けた安値に並ぶと、その後は同時にユーロドルが上昇した影響を受けて162.10円台まで切り返すなど、やや荒い値動きとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.62円 - 142.25円
ユーロドル:1.1383ドル - 1.1529ドル
ユーロ円:161.65円 - 162.24円

(川畑)
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