東京外国為替市場概況・15時 ドル円、上値重い

 21日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。15時時点では140.64円と12時時点(140.78円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。13時台の持ち直しも141円には届かず。時間外の米株先物や米長期債に売り圧力が強まったことを眺め、ドル全般に地合い弱く推移した。午前につけた本日安値140.62円まで再び売られている。
 なおダウ先物は一時300ドル超安まで弱含み、時間外の米10年債利回りは4.36%台まで上昇(債券価格は下落)している。

 ユーロドルは上げ幅拡大。15時時点では1.1530ドルと12時時点(1.1504ドル)と比べて0.0026ドル程度のユーロ高水準だった。米トリプル(ドル、株、債券)安への警戒感が強まるなか、1.1534ドルまでユーロ高ドル安が進行した。また、ポンドドルも昨年9月末以来の高値1.3396ドルまで買われた。

 ユーロ円は底堅い。15時時点では162.17円と12時時点(161.96円)と比べて21銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルに追随する形となり、162.34円まで日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:140.62円 - 142.25円
ユーロドル:1.1383ドル - 1.1534ドル
ユーロ円:161.65円 - 162.34円


(小針)
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