NYマーケットダイジェスト・24日 株高・債券高・ドル安
(24日終値)
ドル・円相場:1ドル=142.63円(前営業日比▲0.82円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.41円(△0.06円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1390ドル(△0.0074ドル)
ダウ工業株30種平均:40093.40ドル(△486.83ドル)
ナスダック総合株価指数:17166.04(△457.99)
10年物米国債利回り:4.31%(▲0.07%)
WTI原油先物6月限:1バレル=62.79ドル(△0.52ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=3348.6ドル(△54.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
3月米耐久財受注額
(前月比) 9.2% 0.9%・改
輸送用機器を除く
(前月比) 0.0% 0.7%
前週分の米新規失業保険申請件数
22.2万件 21.6万件・改
3月米中古住宅販売件数
(前月比) ▲5.9% 4.4%・改
(年率換算件数)402万件 427万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反落。3月米中古住宅販売件数が年率換算で402万件と予想の413万件を下回ったことが分かると一時142.28円と日通し安値を付けた。
ただ、一目均衡表転換線が位置する142.10円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。安く始まったダウ平均が上げに転じるなど、米国株相場が底堅く推移したことも相場を下支えした。トランプ米大統領が「我々は中国と会談している」と明らかにすると、米株価が一段高となりドル円にも買いが集まった。2時30分前には一時142.83円付近まで下値を切り上げた。
なお、日本時間夕刻には中国政府が「中国と米国の間では、経済や貿易に関する交渉はまったく行われていない」と表明していた。
・オセアニア通貨は堅調だった。米中貿易摩擦の緩和期待を背景にダウ平均が一時550ドル超上昇すると、リスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨に買いが入った。豪ドル米ドルは0.6413米ドル、NZドル米ドルは0.6001米ドルまで上げたほか、豪ドル円は91.46円、NZドル円は85.60円と日通し高値を更新した。
・ユーロドルは3日ぶりに反発。0時30分過ぎには1.1348ドル付近まで下押ししたものの、引けにかけては強含んだ。米国株相場の上昇を受けて、対オセアニア通貨中心にドル安が進んだ影響を受けた。4時30分過ぎには一時1.1398ドルと日通し高値を更新した。
・ユーロ円は小幅ながら続伸。22時前に一時161.87円付近まで売られたものの、アジア時間に付けた日通し安値161.85円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米国株の上昇も買いを促し、5時過ぎには162.50円と日通し高値を付けた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。米中間の貿易交渉を巡る不透明感が意識されて売りが先行したものの、すぐに持ち直した。トランプ米大統領が「我々は中国と会談している」と明らかにすると、米政権の対中姿勢緩和を期待した買いが強まった。指数は一時550ドル超上げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日続伸した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続伸。米中貿易摩擦の緩和期待を背景に、米株とともに米国債にも買いが入った。
・原油先物相場は反発。前日の反動で買い戻しが先行した。また、米中貿易摩擦の緩和期待が相場の支えとなった。ただ、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の増産懸念で上値は限られた。
・金先物相場は反発。前日に持ち高調整の売りが大きく進んだ反動で買いが優勢となった。もっとも、トランプ関税に伴う世界情勢の不安や世界的な低金利状態が継続するとの見方で金の先高観は根強く、押し目には買いが入りやすい。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=142.63円(前営業日比▲0.82円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.41円(△0.06円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1390ドル(△0.0074ドル)
ダウ工業株30種平均:40093.40ドル(△486.83ドル)
ナスダック総合株価指数:17166.04(△457.99)
10年物米国債利回り:4.31%(▲0.07%)
WTI原油先物6月限:1バレル=62.79ドル(△0.52ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=3348.6ドル(△54.5ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
3月米耐久財受注額
(前月比) 9.2% 0.9%・改
輸送用機器を除く
(前月比) 0.0% 0.7%
前週分の米新規失業保険申請件数
22.2万件 21.6万件・改
3月米中古住宅販売件数
(前月比) ▲5.9% 4.4%・改
(年率換算件数)402万件 427万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反落。3月米中古住宅販売件数が年率換算で402万件と予想の413万件を下回ったことが分かると一時142.28円と日通し安値を付けた。
ただ、一目均衡表転換線が位置する142.10円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。安く始まったダウ平均が上げに転じるなど、米国株相場が底堅く推移したことも相場を下支えした。トランプ米大統領が「我々は中国と会談している」と明らかにすると、米株価が一段高となりドル円にも買いが集まった。2時30分前には一時142.83円付近まで下値を切り上げた。
なお、日本時間夕刻には中国政府が「中国と米国の間では、経済や貿易に関する交渉はまったく行われていない」と表明していた。
・オセアニア通貨は堅調だった。米中貿易摩擦の緩和期待を背景にダウ平均が一時550ドル超上昇すると、リスクセンチメントに敏感なオセアニア通貨に買いが入った。豪ドル米ドルは0.6413米ドル、NZドル米ドルは0.6001米ドルまで上げたほか、豪ドル円は91.46円、NZドル円は85.60円と日通し高値を更新した。
・ユーロドルは3日ぶりに反発。0時30分過ぎには1.1348ドル付近まで下押ししたものの、引けにかけては強含んだ。米国株相場の上昇を受けて、対オセアニア通貨中心にドル安が進んだ影響を受けた。4時30分過ぎには一時1.1398ドルと日通し高値を更新した。
・ユーロ円は小幅ながら続伸。22時前に一時161.87円付近まで売られたものの、アジア時間に付けた日通し安値161.85円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢に。米国株の上昇も買いを促し、5時過ぎには162.50円と日通し高値を付けた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸。米中間の貿易交渉を巡る不透明感が意識されて売りが先行したものの、すぐに持ち直した。トランプ米大統領が「我々は中国と会談している」と明らかにすると、米政権の対中姿勢緩和を期待した買いが強まった。指数は一時550ドル超上げた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も3日続伸した。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続伸。米中貿易摩擦の緩和期待を背景に、米株とともに米国債にも買いが入った。
・原油先物相場は反発。前日の反動で買い戻しが先行した。また、米中貿易摩擦の緩和期待が相場の支えとなった。ただ、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の増産懸念で上値は限られた。
・金先物相場は反発。前日に持ち高調整の売りが大きく進んだ反動で買いが優勢となった。もっとも、トランプ関税に伴う世界情勢の不安や世界的な低金利状態が継続するとの見方で金の先高観は根強く、押し目には買いが入りやすい。
(中村)