今日の株式見通し=小動きか 米国株はまちまち

 東京市場は小動きか。米国株はまちまち。ダウ平均とS&P500が上昇した一方、ナスダックは下落した。ダウ平均は271ドル高の42322ドルで取引を終えた。4月の生産者物価指数(PPI)が市場予想を下回り、10年債利回りが低下したことで株式には資金が向かった。ただ、直近で買われていたグロース株は利益確定売りに押されており、ナスダックは小幅ながら下落した。ドル円は足元145円50銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて45円高の37755円、ドル建てが100円高の37810円で取引を終えた。

 まちまちの米国株を受けて、日本株は方向感に欠ける展開を予想する。ダウ平均が3日ぶりに反発した点は相場を下支えするとみる。米10年債利回りが低下してもドル円が大きくドル安(円高)に振れなかった点は安心材料。ただ、日経平均は連日で下落して、きのうは372円安(37755円)とやや大きめの下げとなったことから、上値追いには慎重となるだろう。場中は強気にも弱気にも傾きづらい中、前日終値近辺での一進一退が続くと予想する。日経平均の予想レンジは37550円-37950円。

(小針)
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