欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、強含み

 20日の欧州外国為替市場でドル円は強含み。22時時点では144.80円と20時時点(144.59円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.48%台まで上昇したことで、144.84円前後まで強含みに推移した。
 
 ユーロ円は小高い。22時時点では162.67円と20時時点(162.59円)と比べて8銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が上昇したことを受けて162.70円前後までつれ高となった。

 ユーロドルは22時時点では1.1234ドルと20時時点(1.1245ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。欧州序盤のドル売りが一巡すると、米長期金利の上昇も重しとなり1.1224ドル前後まで下押しした。

 加ドルは、4月カナダCPIが前年比+1.7%と予想の+1.6%を上回り、カナダ中銀が注視しているCPI中央値が前年比+3.2%(3月+2.9%)、トリムが同比+3.1%(3月+2.8%)だったことで対ドルでは1.3921カナダドル、対円では104.02円前後までカナダドル高に振れた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.10円 - 145.51円
ユーロドル:1.1218ドル - 1.1278ドル
ユーロ円:162.42円 - 163.28円


(山下)
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