ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、上値重い

 20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。24時時点では144.56円と22時時点(144.80円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。23時前に一時144.97円付近まで値を上げたものの、節目の145.00円には届かず。24時前には144.52円付近まで下押しした。米10年債利回りが上昇幅を縮めたことなどが相場の重し。

 ユーロドルは底堅い動き。24時時点では1.1268ドルと22時時点(1.1234ドル)と比べて0.0034ドル程度のユーロ高水準だった。21時30分前に一時1.1224ドル付近まで売られたものの、東京午前に付けた日通し安値1.1218ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが進んだ。24時過ぎには1.1270ドル付近まで持ち直した。米長期金利が上昇幅を縮めたことも相場を下支えした。
 なお、23時発表の5月ユーロ圏消費者信頼感速報値は▲15.2と予想の▲16.0を上回った。

 ユーロ円はじり高。24時時点では162.90円と22時時点(162.67円)と比べて23銭程度のユーロ高水準。ドル円の伸び悩みにつれた売りが出た半面、ユーロドルの持ち直しに伴う買いが入った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.10円 - 145.51円
ユーロドル:1.1218ドル - 1.1278ドル
ユーロ円:162.42円 - 163.28円

(中村)
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