ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、下げ渋り

 19日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。2時時点では144.97円と24時時点(144.89円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングにかけて見られたドル売りが続き、24時半前には144.79円まで下押した。もっとも日通し安値144.67円を目指すほどの勢いはなく、一巡後はユーロドルのドル買い戻しにも歩調を合わせ、145.08円付近まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは伸び悩み。2時時点では1.1236ドルと24時時点(1.1254ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ安水準だった。1.1260ドル付近で頭打ちとなり、再びポジション調整の売りが優勢となった。1.1230ドル前後まで下落し、その後の戻りも限られた。ほか、ドル/スイスフランが日通し安値に並ぶ0.8319フランまで下落後、0.8350フランまで持ち直した。
なお、米露首脳会談後のプーチン露大統領の発言「ウクライナとの覚書に停戦条件も盛り込む可能性」「特定の合意が成立すれば停戦は可能」が伝わった。

 ユーロ円は上値が重い。2時時点では162.89円と24時時点(163.06円)と比べて17銭程度のユーロ安水準。ユーロドルにつれる形で162.88円付近まで売り戻された。120ドル超高まで強含んだダウ平均に対する反応は鈍かった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.67円 - 145.55円
ユーロドル:1.1157ドル - 1.1288ドル
ユーロ円:162.15円 - 163.38円

(小針)
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