NY為替見通し=G7や日米財務相会談に関する報道や思惑で上下する展開か

【※想定レンジ下限を修正します。】

 NYタイムは、22日まで開催のG7財務相・中央銀行総裁会議や、2回目の日米財務相会談に関する報道や思惑で上下する展開か。円安是正議論を意識させる内容などに神経質になると考えられるが「為替相場は市場で決まるとの原則を確認」といったことの追認にとどまるとの見方がある。本日、石破首相も「為替の水準についてあれこれ言うべきではない」と述べ、市場の動きに任せる姿勢を示していた。

 G7に関連した動意がなければ、特段の経済指標発表などがないため、限られたレンジで上下しやすいとみる。手控え感が強まる可能性もあり、ある程度のまとまったフローが入ると振れてしまうことも想定できるが、高値を掴んでしまったり、安値を売り込んでしまったりと、不利なポジションメイクや手仕舞いにつながってしまうリスクに注意したい。

 本日の米連邦準備理事会(FRB)高官講演のうち、投票権のあるボウマンFRB理事の発言内容には一応留意しておきたい。同理事はタカ派と目されているが、今春に入ってからはインフレ率の低下などにも言及している。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、本日早朝高値144.61円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、6日安値142.36円

(関口)
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