欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、反発

 22日の欧州外国為替市場でドル円は反発。20時時点では143.65円と17時時点(143.04円)と比べて61銭程度のドル高水準だった。17時過ぎに142.81円まで下落。しかし弱い欧・英経済指標を受けた対欧州通貨ほか全般的にドル買い戻しが目立つなか、ドル円は143.70円付近まで切り返した。

 ユーロドルは下落。20時時点では1.1292ドルと17時時点(1.1320ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ安水準だった。ドイツの弱い結果が5月のユーロ圏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値のさえない内容にもつながり、ユーロは戻りが鈍かった。弱い5月英製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値を受けたポンドに対ドルで連れ安となった面もあり、ユーロドルは1.1290ドルまで下値を広げた。ポンドドルは1.3391ドルまで日通し安値を更新した。

 ユーロ円は持ち直す。20時時点では162.21円と、17時時点(161.92円)と比べて29銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の反発を受けた円相場の動向が支援。162.30円近辺まで戻した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.81円 - 144.40円
ユーロドル:1.1290ドル - 1.1345ドル
ユーロ円:161.81円 - 163.41円

(関口)
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