欧州外国為替市場概況・20時　ドル円、売り戻しが継続

　29日の欧州外国為替市場でドル円は売り戻しが継続。20時時点では145.02円と17時時点（145.26円）と比べて24銭程度のドル安水準だった。欧州勢参入後に強まったドルの売り戻しが継続。米裁判所がトランプ関税を差し止めたことを背景とした上げを全部吐き出し、一時144.90円台まで押し戻された。ダウ先物が600ドル超高から200ドル超高まで上げ幅を大きく縮小した動きも重しとなった。

　ユーロドルはしっかり。20時時点では1.1286ドルと17時時点（1.1275ドル）と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円のドル売りにつられるかっこうで1.1291ドル近辺まで切り返した。また、ポンドドルは1.3484ドルまで日通しの高値を更新するなど、全般ドルが重い動きが続いている。

　ユーロ円は20時時点では163.67円と17時時点（163.79円）と比べて12銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げが重しとなるも、ユーロドルの切り返しを下支えに163.50円台で下げ渋っている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円：144.76円　-　146.28円
ユーロドル：1.1210ドル　-　1.1297ドル
ユーロ円：163.49円　-　164.26円


（金）