東京外国為替市場概況・10時 ドル円、神経質な動き

 10日の東京外国為替市場でドル円は神経質な動き。10時時点では144.51円とニューヨーク市場の終値(144.57円)と比べて6銭程度のドル安水準だった。144.65円を頭に上値が重くなり、本邦実需の売りも入ると9時半頃には144.40円まで下押しした。ただ、5・10日(ゴトー日)ということもあり、東京仲値の値決めにかけてはドル買いが優勢になり144.66円まで買い戻されるなど、狭いレンジの中で神経質に動いている。

 ユーロドルはもみ合い。10時時点では1.1424ドルとニューヨーク市場の終値(1.1422ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。一時1.1436ドルまで上値を広げ、昨日高値1.1439ドルに迫った。ただ、対円でのドル売りが一服するとユーロドルも上値が抑えられ、1.14ドル前半でのもみ合いになっている。

 ユーロ円は小動き。10時時点では165.10円とニューヨーク市場の終値(165.12円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。本邦株式市場が堅調に始まると、6日につけた年初来高値165.29円が視野に入る165.24円まで上昇した。ただその後、株買いの勢いも弱まったため、積極的に買い仕掛ける動きにはならず、165円前半での小幅な上下に留まっている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.40円 - 144.66円
ユーロドル:1.1420ドル - 1.1436ドル
ユーロ円:165.05円 - 165.24円


(松井)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。