20日香港株=反発か、米ドル高一服で資金流出懸念が後退

 20日の香港市場は、前日の売株高の流れを引き継いで反発か。米ドル高進行が一服したことで、香港市場からの資金流出懸念が和らぐだろう。ドルの総合的な強さを示すドルインデックスは14日に一時109台と2002年9月以来の高値を付けたが、足元では106台に低下している。

 決算発表や業績見通しなどの個別材料を手掛かりとする売買が中心になりそうだ。きょうは半導体製造装置の世界的大手、ASMPT(00522)が2022年6月中間決算を発表する。また、中国人民銀行(中央銀行)が7月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)をきょうの寄り付き前に発表する予定。

 19日のNY株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって大幅に反発した。総じて良好な第2四半期決算が投資家心理を支えた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、中国インターネット・プラットフォーム企業のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)などの大型株が香港終値を上回った。半面、香港公益株の中電控股(00002)、ホンコン・チャイナガス(00003)が下回って終えた。
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