NY株見通し-堅調か 経済指標は6月個人消費支出 (PCE) 価格指数など

 今晩のNY市場は堅調か。昨日は米4-6月期GDPが予想に反してマイナスとなったことで、利上げペースの減速見通しが強まったことや、総じて良好な企業決算も追い風に主要3指数がそろって続伸した。週初からでは、ダウ平均が1.98%高、S&P500が2.80%高、ナスダック総合が2.78%高となった。

 引け後の動きでは決算が好感されたアマゾン・ドット・コムが時間外で13%高と急伸し、アップルもiPhone販売の好調を受けて3%上昇した。週末の取引となる今晩は目先の利益を確保する動きが予想されるものの、利上げペースの減速見通しが引き続き株式相場の支援となることが期待されるほか、決算発表を受けたアマゾン・ドット・コムやアップルの上昇も相場の押し上げ要因となりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注目する6月個人消費支出 (PCE) 価格指数のほか、7月ミシガン大消費者信頼感指数確報値、同5年先期待インフレ率などに注目。企業決算は寄り前にプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、アッヴィ、シェブロン、エクソン・モービルなどが発表予定。(執筆:7月29日、14:00)
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