NY株見通しー上値の重い展開か 経済指標は7月消費者信頼感指数など

 今晩のNY市場は上値の重い展開か。昨日は翌日以降に発表されるアップルなどのハイテク・ジャイアントの決算や、米連邦公開市場委員会(FOMC)、4-6月期GDP速報値などの経済指標を控え様子見姿勢が強まる中、ダウ平均とS&P500が小幅に反発した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は2日続落した。

 引け後の動きでは利益見通しを引き下げたウォルマートが時間外取引で約10%安と急落した。今晩の取引では、FOMCや4-6月期GDP速報値などの発表を控えた様子見姿勢が続くことが予想される中、ウォルマートの見通し下方修正を嫌気した小売株の軟調が予想され、上値の重い展開となりそうだ。

 経済指標では住宅関連の指標や7月消費者信頼感指数が発表予定で、弱い結果となれば、FOMCでの大幅利上げ見通しの後退が下値支援となりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントは5月S&Pケースシラー住宅価格指数、7月消費者信頼感指数、6月新築住宅販売件数など。企業決算は寄り前にマクドナルド、GE、コカ・コーラ、GM、3M、引け後にマイクロソフト、アルファベット、ビザなどが発表予定。(執筆:7月26日、14:00)
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