NY株見通し-堅調か 経済指標は6月中古住宅販売件数など

 今晩のNY市場は堅調か。昨日は7月米連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げ見通しが後退する中、総じて良好な第2四半期決算やドル高進行が一服したことでセンチメントが改善。ダウ平均とS&P500が2%超の反発となり、ナスダック総合は3%超の大幅反発となった。引け後に決算発表したネットフリックスは、会員数が予想ほど減少しなかったことなどが好感され、株価は時間外で7%超上昇した。今晩の取引は堅調な展開か。第2四半期(4-6月)決算発表序盤戦が総じて市場予想を上回る強い結果となったことで今後の決算発表への期待が高まる中、ダウ平均、S&P500、ナスダック総合がそろって短期のトレンドラインの50日移動平均線を上回ったことで、米国株が6月に底打ちを完了したとの見方も強まった。ネットフリックスの大幅高が期待されることも相場の押し上げ要因となりそうだ。

 今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、6月中古住宅販売件数など。企業決算は寄り前にベーカー・ヒューズ、バイオジェン、引け後にユナイテッド航空、CSX、テスラなどなどが発表予定。(執筆:7月20日、14:00)
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