NY為替見通し=ドル円は19日高値138.39円付近の攻防

 NYタイムは、19日高値138.39円前後の攻防か。昨日NYタイムに米10年債利回りが3.03%台へ上振れたところや、堅調な米株やその動きを引き継いで本日のアジア株が底堅い動きを維持するなかでも同水準をこなしきれていない。

 主要な米経済指標の発表も、今夜は弱めな結果が予想される6月米中古住宅販売件数(予想:前月比▲0.9%/年率換算536万件)だけで期待を高めにくい。住宅の動向は米国内総生産(GDP)で7割ほどの大きなシェアを占める消費への波及効果が大きく、それ自体も2割のシェアを占めているが、このところの住宅関連指標はさえない。重要指標の軟調な推移が、ドルの反発力を抑制する状態が続きそうだ。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、15日高値139.13円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、日足一目均衡表・転換線137.37円。

(関口)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。