NY為替見通し=0.50%利上げ思惑浮上のユーロに対するドルの強弱を見定める局面
NYタイムは、今週の欧州中央銀行(ECB)理事会で0.50%利上げの警戒も高まっているユーロに対するドルの強弱を見定める展開となる。欧州中央銀行(ECB)関係者の話として、0.25%か0.50%の利上げが適切か検討すると一部通信社が伝えた。同関係者発言に対する欧州メディアなどによる欧州高官の見解報道などにも注意したい。ドル円も対ユーロでのドルの上下に左右されやすいだろう。
欧州債利回りの上昇に追随して、米債利回りも上昇する傾向にある点は一定の安心感につながる。米金利の動向へより敏感になるNYタイムにドルが底堅さを示す展開も想定できる。しかし、昨日もドルの反発局面では戻り待ちの売りが上値を抑えた。一時は米連邦公開市場委員会(FOMC)の1.00%利上げを織り込んだドル相場の失速局面とあって、ポジションを調整しきれていない市場参加者の動きが、ドルの上値を抑えやすい状況は続くだろう。
今夜発表予定の6月米建設許可件数・住宅着工件数は、建設許可件数が悪化、住宅着工件数が改善となる見込みで、予想はまちまち。ドルを押し上げる材料になりにくいだろう。昨日も住宅関連指標で先行指標の1つとされる全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数の7月分が発表となったが55と、市場予想の66より弱く、6月の67から大幅に悪化したこともあってドルの動きを重くした。住宅関連指標がドル押し上げにつながる環境といいにくい。戻りの鈍い状態が続きそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、本日19日東京タイム高値138.39円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは13日安値136.70円。
(関口)
欧州債利回りの上昇に追随して、米債利回りも上昇する傾向にある点は一定の安心感につながる。米金利の動向へより敏感になるNYタイムにドルが底堅さを示す展開も想定できる。しかし、昨日もドルの反発局面では戻り待ちの売りが上値を抑えた。一時は米連邦公開市場委員会(FOMC)の1.00%利上げを織り込んだドル相場の失速局面とあって、ポジションを調整しきれていない市場参加者の動きが、ドルの上値を抑えやすい状況は続くだろう。
今夜発表予定の6月米建設許可件数・住宅着工件数は、建設許可件数が悪化、住宅着工件数が改善となる見込みで、予想はまちまち。ドルを押し上げる材料になりにくいだろう。昨日も住宅関連指標で先行指標の1つとされる全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数の7月分が発表となったが55と、市場予想の66より弱く、6月の67から大幅に悪化したこともあってドルの動きを重くした。住宅関連指標がドル押し上げにつながる環境といいにくい。戻りの鈍い状態が続きそうだ。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、本日19日東京タイム高値138.39円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは13日安値136.70円。
(関口)