NY株見通し-今週は米7月雇用統計などの経済指標に注目

 今週のNY市場は米7月雇用統計が焦点か。先週はFOMCでの利上げ幅が予想通りの0.75%となり、パウエルFRB議長が今後の利上げペースの減速の可能性を示唆したことや、4-6月期GDPの悪化を受けて9月FOMCで0.50%の利上げ見通しが強まったこと、ハイテク・ジャイアントなどの4-6月期決算発表が総じて良好な結果となったことが好感され主要3指数がそろって大幅に続伸した。今週はキャタピラーなど高水準の発表が続く4-6月期決算発表が引き続き注目されるほか、米景気の見通しや9月FOMCでの利上げ幅の見通しを巡り、米7月雇用統計などの経済指標が焦点となりそうだ。決算発表はS&P500の150銘柄超が発表予定で、主要なものはデュポン、キャタピラー、マラソン・ペトロリアム、ペイパル、スターバックス、モデルナ、エクスペディア、バークシャー・ハサウェイなど。経済指標は7月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金)のほか、7月ISM製造業PMI、6月製造業新規受注、7月ISM非製造業PMI、7月S&Pグローバル製造業・サービス業・総合PMI確定値など。

 今晩の米経済指標・イベントは7月S&Pグローバル製造業購買担当者景気指数、7月ISM製造業PMIなど。企業決算は寄り前にCFインダストリーズ、引け後にサイモン・プロパティー、ダヴィータ、アクティビジョン・ブリザードなどが発表予定。(執筆:8月1日、14:00)
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