東京外国為替市場概況・10時 ドル円、売り優勢

 2日の東京外国為替市場でドル円は売り優勢。10時点では130.93円とニューヨーク市場の終値(131.61円)と比べて68銭程度のドル安水準だった。日経平均株価などの下落によるリスク回避目的の円買い、米長期金利の低下を手掛かりにしたドル売りが同時に進むなか、9時過ぎから売りが強まった。「ペロシ米下院議長が本日23時過ぎに台湾に到着する見通し」との報道が伝わり、米中関係が一段と緊迫化するとの警戒感が高まっていることも相場の重しに。一時130.60円と6月6日以来の安値を更新した。

 ユーロドルは強含み。10時時点では1.0286ドルとニューヨーク市場の終値(1.0262ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ高水準だった。米金利の低下を受けたドル売りの流れに沿って、7月5日以来の高値水準となる1.0294ドルまで値を上げた。
 なお、米10年債利回りは時間外取引で2.5268%前後と4月5日以来の水準まで低下した。

 ユーロ円はさえない。10時時点では134.68円とニューヨーク市場の終値(135.06円)と比べて38銭程度のユーロ安水準だった。株安を背景にした円買いが強まるなか、一時134.33円まで下押しした。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:130.60円 - 131.75円
ユーロドル:1.0256ドル - 1.0294ドル
ユーロ円:134.33円 - 135.23円

(岩間)
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