米国債市場概況・17日 10年物国債利回り、2.89%に上昇

 17日の米国債券相場で長期ゾーンは続落。表面利率2.750%の10年物国債利回りは前営業日比0.09%高い(価格は安い)2.89%で終えた。7月英消費者物価指数(CPI)が予想を上回ると、インフレ長期化の懸念が広がり英国債が急落。米国債にも売りが波及した。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(7月26-27日分)で「どこかの時点で利上げを減速することが適切」との見解が示されると、債券買いが強まる場面もあった。

(中村)
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