ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、下げ渋り

 7日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下げ渋り。4時時点では144.13円と2時時点(144.29円)と比べて16銭程度のドル安水準だった。米長期金利の低下に伴うドル安に沿って一時143.84円近辺まで下押しした。ただ、ドル売りが一服すると144.10円台まで切り返している。
 米地区連銀経済報告(ベージュブック)では「物価水準は引き続き非常に高い水準にあるが、9地区は上昇率がある程度緩やかであると報告」「ほとんどの地区では安定した消費支出が報告された」などの見解が示されたが、特段材料視されることはなかった。

 ユーロドルは買い一服。4時時点では0.9982ドルと2時時点(0.9973ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。米金利低下とともにドル安が進むと一時1.0003ドルまで上げ幅を広げた。一方、ドル売りが一服すると0.9980ドル台まで伸び悩んでいる。

 ユーロ円は4時時点では143.87円と2時時点(143.91円)と比べて4銭程度のユーロ安水準だった。144.01円まで上昇した後はやや買いが一服するなど、総じてユーロドルと同様の値動き。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:142.71円 - 144.99円
ユーロドル:0.9876ドル - 1.0003ドル
ユーロ円:141.37円 - 144.01円


(越後)
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