東京外国為替市場概況・10時 ユーロ円、堅調

 9日の東京外国為替市場でユーロ円は堅調。10時時点では144.42円とニューヨーク市場の終値(144.08円)と比べて34銭程度のユーロ高水準だった。昨日の欧州中央銀行(ECB)利上げを支えとしたユーロ相場全般の底堅さのほか、日本株や時間外の米株先物の底堅さを眺め、昨日高値144.32円を上抜け。144.49円まで年初来高値を更新した。
 豪ドル円も昨日高値97.50円を超えて、97.66円まで年初来高値を更新した。

 ユーロドルは上昇。10時時点では1.0044ドルとニューヨーク市場の終値(0.9997ドル)と比べて0.0047ドル程度のユーロ高水準だった。昨日ECB理事会の利上げ発表後につけた高値1.0029ドルを上回り、買いに弾みがついた。1日以来、1週間ぶり以上となる高値1.0051ドルまで上昇した。

 ドル円は上値が重い。10時時点では143.79円とニューヨーク市場の終値(144.11円)と比べて32銭程度のドル安水準だった。昨日3.31%台へ上昇してNYを引けた米10年債利回りが、やや低下して時間外取引を再開。対ユーロでのドル安も影響し、一時143.63円まで下落する場面があった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.63円 - 144.12円
ユーロドル:0.9995ドル - 1.0051ドル
ユーロ円:143.90円 - 144.49円

(関口)
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