ニューヨーク外国為替市場概況・2時　ドル円、上昇一服

　20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇が一服した。2時時点では143.60円と24時時点（143.73円）と比べて13銭程度のドル安水準だった。序盤に3.60％前後まで上昇した米10年債利回りが3.54％台まで上げ幅を縮めると、ドル買い円売りの勢いは弱まり、2時過ぎに143.58円付近まで上値を切り下げた。

　ユーロドルは伸び悩み。2時時点では0.9979ドルと24時時点（0.9994ドル）と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。24時過ぎにつけた0.9999ドルを戻りの高値に0.9970ドル台まで売り押された。再び143円前半まで水準を落としたユーロ円や、0.9610フランまで下値を広げたユーロスイスフランなどに引きずられた面もあったか。

　ユーロ円は弱含み。2時時点では143.30円と24時時点（143.64円）と比べて34銭程度のユーロ安水準。上値が重い株式市場を眺めながら、他クロス円と共に外貨安・円高に傾き、一時143.24円付近まで下押しした。また、カナダドル円は107.52円、ポンド円が163.35円まで日通し安値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円：142.94円　-　143.92円
ユーロドル：0.9955ドル　-　1.0051ドル
ユーロ円：143.02円　-　144.04円


（小針）