ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、もみ合い

 19日のニューヨーク外国為替市場でドル円はもみ合い。2時時点では143.23円と24時時点(143.30円)と比べて7銭程度のドル安水準だった。米金利の上下に追随する動きが継続。143.20円割れから143.30円台まで持ち直すも、その後は143.20円台を中心に取引きされた。

 ドル/カナダドル(CAD)は上値が重い。一時は下げ幅を大きく広げたWTI原油先物がプラス圏まで回復するのを眺め、カナダドルへの買い戻しが強まった。22時30分頃につけた2020年11月以来のドル高カナダドル安1.3344CADから、1.3270CAD台まで水準を戻した。

 ユーロドルは小じっかり。2時時点では1.0012ドルと24時時点(1.0011ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。パリティ(1ユーロ=1ドル)の手前で支えられ1.0010ドル台までじり高となった。米長期金利の上昇一服が支えになった他、ドルが対カナダドルで弱含んだ影響も受けた。

 ユーロ円は方向感が出なかった。2時時点では143.40円と24時時点(143.47円)と比べて7銭程度のユーロ安水準。143.31円を下押し水準に143.40円を挟み上下する時間が続いた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.65円 - 143.64円
ユーロドル:0.9966ドル - 1.0029ドル
ユーロ円:142.80円 - 143.54円


(小針)
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