ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、軟調

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は軟調。24時時点では142.63円と22時時点(143.02円)と比べて39銭程度のドル安水準だった。東京時間に日銀が銀行の為替ディーラーなどに相場水準を尋ねる「レートチェック」を実施したと伝わると、政府・日銀が円安を食い止めるために円買い・ドル売り介入を行うのではないかとの警戒感が強まった。NY勢の本格参入後は円を買い戻す動きが活発化し、一時142.56円と日通し安値を更新した。

 ユーロ円も軟調だった。24時時点では142.59円と22時時点(142.98円)と比べて39銭程度のユーロ安水準。円全面高となった流れに沿って一時142.30円と本日安値を付けた。
 また、ポンド円は一時164.76円、豪ドル円は95.99円、NZドル円は85.60円、カナダドル円は108.26円、スイスフラン円は148.35円、トルコリラ円は7.80円、南アフリカランド円は8.16円まで値を下げた。

 ユーロドルは24時時点では0.9997ドルと22時時点(0.9997ドル)とほぼ同水準だった。ユーロ円やユーロポンドなどユーロクロスの下落につれた売りが出て一時0.9971ドル付近まで下押しする場面があった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.56円 - 144.96円
ユーロドル:0.9956ドル - 1.0023ドル
ユーロ円:142.30円 - 144.48円

(中村)
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