ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、上昇一服

 13日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇が一服。24時時点では144.22円と22時時点(144.40円)と比べて18銭程度のドル安水準だった。8月米消費者物価指数(CPI)が上振れたことで一時144.68円と日通し高値を付けたものの、23時前には143.80円付近まで下押しした。7日の高値144.99円がレジスタンスとして意識されたほか、145.00円に観測されているバリアオプションに絡んだ防戦売りなどに上値を抑えられた。

 ユーロドルはひとまず下げ止まった。24時時点では1.0014ドルと22時時点(1.0037ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ安水準だった。予想を上回る米インフレ指標を受けて一時1.0005ドルと日通し安値を付けたものの、1ユーロ=1ドルのパリティ(等価)手前では下げ渋った。米長期金利の上昇が一服したことも相場を下支えした。

 ユーロ円は24時時点では144.43円と22時時点(144.95円)と比べて52銭程度のユーロ安水準だった。ドル相場となったためユーロ円自体は方向感が出にくい状況だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.66円 - 144.68円
ユーロドル:1.0005ドル - 1.0187ドル
ユーロ円:144.08円 - 145.13円

(中村)
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