ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、小高い

 9日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小高い。2時時点では142.55円と24時時点(142.43円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。本日は東京市場と欧州市場に大きく動いたこともあり、NY市場では様子見ムードが広がっている。米10年債利回りが低下幅を縮めたことで142.71円前後まで強含んだものの、勢いは見られない。
 なお、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事から「9月FOMCでは再度の大幅利上げを支持する」、ジョージ米カンザスシティ連銀総裁からは「FRBには利上げを実行する余地がある」などのタカ派的な発言が伝わったが、相場を大きく動かす材料にはなっていない。

 ユーロドルは小動き。2時時点では1.0053ドルと24時時点(1.0041ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。NY午後に入った動意は薄く、1.00ドル台半ばでの狭いレンジトレードが続いている。

 ユーロ円は2時時点では143.31円と24時時点(143.02円)と比べて29銭程度のユーロ高水準だった。米国株が堅調地合いを保つなか、143円台前半で底堅く推移している。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:141.51円 - 144.12円
ユーロドル:0.9995ドル - 1.0113ドル
ユーロ円:142.64円 - 144.72円


(越後)
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