ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、もみ合い

 9日のニューヨーク外国為替市場でドル円はもみ合い。24時時点では142.43円と22時時点(142.34円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。新規材料難から様子見ムードが広がり、やや動きが鈍くなっている。週末を控えて大きな方向感が出にくい面もあるようだ。
 なお、ブラード米セントルイス連銀総裁は「2022年末までに政策金利を3.75-4%に引き上げることが望ましい」「労働市場はタイトで、賃金圧力が大きい」「0.75%の利上げに大きく傾いている」などと述べたが、相場の反応は限られた。

 ユーロドルももみ合い。24時時点では1.0041ドルと22時時点(1.0044ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。前日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演など重要イベントを通過したことで、次第に値動きが細っている。

 ユーロ円は24時時点では143.02円と22時時点(142.97円)と比べて5銭程度のユーロ高水準。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.51円 - 144.12円
ユーロドル:0.9995ドル - 1.0113ドル
ユーロ円:142.64円 - 144.72円

(中村)
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