ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、底堅い

 8日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。2時時点では144.12円と24時時点(143.95円)と比べて17銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが3.30%台まで上昇したことを受けてじり高の展開となり、一時144.25円付近まで下値を切り上げた。なお、エバンズ米シカゴ連銀総裁は「我々は迅速に利上げを行う」と述べたほか、ブラード米セントルイス連銀総裁からは「インフレ率を2%に引き下げることがFRBの目標」などの発言が伝わった。

 ユーロドルは下値が堅い。2時時点では0.9969ドルと24時時点(0.9956ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇が重しとなったが、欧州中央銀行(ECB)当局者の話として「10月理事会での0.75%利上げを排除しない」と伝わったことを支えに0.9970ドル台まで持ち直した。

 ユーロ円は2時時点では143.67円と24時時点(143.33円)と比べて34銭程度のユーロ高水準だった。ECBの大幅利上げ期待などをサポートに143円台後半まで持ち直した。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:143.32円 - 144.55円
ユーロドル:0.9931ドル - 1.0029ドル
ユーロ円:143.18円 - 144.32円


(越後)
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