ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロドル、軟調

 23日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは軟調。4時時点では0.9673ドルと2時時点(0.9707ドル)と比べて0.0034ドル程度のユーロ安水準だった。金曜のNY午後で流動性が薄くなるなか、仕掛け的な売りで0.97ドルを割り込むと、2002年9月以来の安値となる0.9668ドルまで下値を広げた。ダウ平均が810ドル超安まで下げるのを眺め、リスク回避のドル買いも出ていたようだ。

 ほか、リスクに敏感なオセアニア通貨も弱く、豪ドル/ドルは0.6511ドル、NZドル/ドルが0.5730ドルまで売り込まれた。カナダドル(CAD)も原油先物の大幅下落などを背景に売られ、対ドルで1.3612CADと2020年7月以来のカナダドル安をつけた。

 ユーロ円は弱含み。4時時点では138.67円と2時時点(139.00円)と比べて33銭程度のユーロ安水準。ユーロドルにつれて下値を試した。軟調な米株が依然として重しとなり、戻り鈍いまま138.67円まで日通し安値を更新した。

 ドル円は底堅い。4時時点では143.36円と2時時点(143.19円)と比べて17銭程度のドル高水準だった。全般ドル高の流れに沿って143.46円まで日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.77円 - 143.46円
ユーロドル:0.9668ドル - 0.9852ドル
ユーロ円:138.67円 - 140.27円


(小針)
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