東京外国為替市場概況・10時 ポンドドル、過去最安値を更新

 26日の東京外国為替市場でポンドは急落。前週末からの英財政懸念を背景にしたポンド売りの流れが続いており、ポンドドルは一時1.0350ドルまで売りに押され、1985年につけた1.0520ドルを下抜けて過去最安値を更新した。また、ポンド円も2021年7月以来の安値となる148.86円まで下押し。すでに本日高値から7円近い急落となっている。

 ドル円は買い戻し。10時時点では143.80円とニューヨーク市場の終値(143.31円)と比べて49銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが3.74%台まで上昇した影響を受けたほか、連休明けの仲値に向けた買いも入り、早朝につけた高値143.81円を上抜けて一時144.08円まで値を上げた。

 ユーロドルは売り優勢。10時時点では0.9567ドルとニューヨーク市場の終値(0.9687ドル)と比べて0.0120ドル程度のユーロ安水準だった。ポンドドルの下落につれて売りが強まり、一時0.9554ドルまで下押しした。

 ユーロ円は10時時点では137.58円とニューヨーク市場の終値(138.93円)と比べて1円35銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下げにつれて137.39円まで売りに押された。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.27円 - 144.08円
ユーロドル:0.9554ドル - 0.9710ドル
ユーロ円:137.39円 - 139.22円

(岩間)
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