ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、神経質な動き

 26日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは神経質な動き。24時時点では0.9648ドルと22時時点(0.9669ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ安水準だった。「イングランド銀行(BOE、英中央銀行)は市場環境について声明を発表する」との報道を受けて、市場はBOEの声明待ちの様相となっている。
 なお、一部報道では「BOEは声明を発表するかどうか依然として決めかねている」とも伝わっており、ポンドドルも神経質な展開。22時前に一時1.0931ドルと日通し高値を付けたものの、24時前には1.0770ドル付近まで下押しした。

 ドル円は底堅い動き。24時時点では144.35円と22時時点(143.89円)と比べて46銭程度のドル高水準だった。政府・日銀による円買い介入への警戒感は根強いものの、日米金融政策の方向性の違いから押し目買い意欲は旺盛で一時144.38円と本日高値を付けた。

 ユーロ円は底堅い。24時時点では139.26円と22時時点(139.13円)と比べて13銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが入ったほか、安く始まった米国株が底堅く推移していることも相場の支援材料となり一時139.52円と日通し高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.27円 - 144.38円
ユーロドル:0.9554ドル - 0.9710ドル
ユーロ円:137.40円 - 139.52円


(中村)
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