ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、戻り継続

 3日のニューヨーク外国為替市場で、ドル円は戻りが継続。4時時点では144.72円と2時時点(144.51円)と比べて21銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りの水準回復に連動。米長期金利が3.65%台を回復したことから、ドル円は144.70円台へ持ち直した。米ウォールストリート・ジャーナルが、「国際連合(UN)の補助機関である国連貿易開発会議(UNCTAD)はFRBや他の中央銀行に利上げ停止を要請」と報じていたようだが、足もとの追加的な金利押し下げ要因にはなっていない。

 ユーロ円はじり高。4時時点では142.08円と2時時点(141.74円)と比べて34銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の円安推移を支援にしつつ、ダウ平均が900ドルを超える上昇となるなど、米株高を受けたリスクオンの円売りも後押しに142円台を回復した。

 ユーロドルは小戻し。4時時点では0.9817ドルと2時時点(0.9808ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル強含みを受け、重く推移する場面もあった。しかし、米株高を支えにユーロ円が142円台へ戻す動きとなると、ユーロドルも一時0.9820ドル台へ戻した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.16円 - 145.30円
ユーロドル:0.9753ドル - 0.9844ドル
ユーロ円:141.37円 - 142.46円

(関口)
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