東京外国為替市場概況・15時 ドル円、やや弱含み

 4日午後の東京外国為替市場でドル円はやや弱含み。15時時点では144.14円と12時時点(144.22円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。午後は総じて持ち高調整の動きに終始し、144円台前半でやや上値が重い展開となった。岸田首相が「円安を経済活性化につなげることが重要」と円安を容認する発言をしたものの、相場への影響はなかった。

 ユーロドルは小幅安。15時時点では0.9964ドルと12時時点(0.9967ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。0.9950ドルとパリティー(1ユーロ=1ドル)に控えているNYカットオプションの間で動きづらい展開が続いた。

 ユーロ円は小幅安。15時時点では143.63円と12時時点(143.75円)と比べて12銭程度のユーロ安水準だった。日経平均株価はプラス圏で堅調に推移したものの、ダウ先物がマイナス圏で推移していることで買いは弱く、143円台後半で伸び悩む展開となった。

 豪ドルNZドルは、午前中に1.1241NZドルの安値を付けた後は、1.13NZドル付近での小動きに終始した。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.53円 - 144.33円
ユーロドル:0.9960ドル - 0.9991ドル
ユーロ円:143.38円 - 144.01円


(山下)
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