東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅い

 5日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では144.22円とニューヨーク市場の終値(144.13円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。ドルの押し目買いが幅広い通貨で見られると、短期的にショートポジションを取った向きの反対売買も巻き込む形でドル円は上昇。一時144.33円まで買い上げられた。

 ユーロドルは上値が重い。12時時点では0.9967ドルとニューヨーク市場の終値(0.9986ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。NZドルの上昇につれる形で0.9991ドルまで強含んだが、その後は一転ドル買いが強まったため0.9961ドルまで失速した。
 また、タカ派的なRBNZ会合を受けて0.5805米ドルまで上昇していたNZドル米ドルは0.5722米ドル付近まで失速するなど行って来いの動きとなった

 ユーロ円は12時時点では143.75円とニューヨーク市場の終値(143.93円)と比べて18銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の上昇につれる形で143.92円付近まで上げたが、ユーロドルが下げたため戻りは鈍かった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.53円 - 144.33円
ユーロドル:0.9961ドル - 0.9991ドル
ユーロ円:143.38円 - 144.01円


(越後)
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