東京外国為替市場概況・10時 ドル円、強含み

 4日の東京外国為替市場でドル円は強含み。10時時点では144.68円とニューヨーク市場の終値(144.55円)と比べて13銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが低下して始まると144.41円までドル安に傾いたが、下げたところでのドル買い意欲は依然として強く、直ぐに切り返す動きに。そのまま仲値に向けて断続的にドル買いが持ち込まれ、144.75円まで上値を伸ばした。米長期金利が低下幅を縮小したことも支えとなったもよう。

 ユーロドルは伸び悩み。10時時点では0.9826ドルとニューヨーク市場の終値(0.9826ドル)とほぼ同水準だった。ドル円が安値をつけたタイミングで0.9838ドルまでユーロ高ドル安に振れた。ただし一巡後はドルが対円で堅調に推移した影響を受けて、0.9820ドル付近まで下押しした。

 ユーロ円は底堅い。10時時点では142.17円とニューヨーク市場の終値(142.02円)と比べて15銭程度のユーロ高水準だった。強含むドル円につれて142円前半でじり高となった。630円超高まで上げ幅を拡大した日経平均にも後押しされ、10時過ぎには142.22円まで買われた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.41円 - 144.75円
ユーロドル:0.9819ドル - 0.9838ドル
ユーロ円:141.99円 - 142.22円


(小針)
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