ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロドル、上値を伸ばす

 13日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは上値を伸ばした。2時時点では0.9774ドルと24時時点(0.9717ドル)と比べて0.0057ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の上昇が一服していたところに米株が上げ幅を一気に広げると、リスクオンのドル売りが優勢となった。20時台につけた0.9753ドルを超え、0.9799ドルまで上げ足を速めた。

 ユーロ円は買い優勢。2時時点では143.89円と24時時点(143.21円)と比べて68銭程度のユーロ高水準だった。ダウ平均は一時700ドル超まで上げ幅を拡大。リスク志向ムードの高まりを背景にユーロ円も急ピッチで上値を試した。一時144.04円まで買われて5日高値144.09円に迫った。

 ドル円は上昇一服。2時時点では147.21円と24時時点(147.36円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。全般ドル売りが強まるなか、24時30分過ぎには146.96円付近まで上値を切り下げた。もっともクロス円の強さに支えられ、一巡後は147.20円台まで持ち直した。

 カナダドル(CAD)は堅調。対ドルでは米インフレ指標の発表後につけた1.3977CAD(20年5月以来のカナダドル安)から1.3734CADまでカナダドル高ドル安に振れた。対円でも22時台に売り込まれた105.08円から107.11円まで切り返した。株高や原油相場の反発がカナダドル買い戻しに繋がった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.50円 - 147.67円
ユーロドル:0.9633ドル - 0.9799ドル
ユーロ円:141.78円 - 144.04円


(小針)
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